内検の手順:ミツバチとの適切な向き合い方

春から秋にかけてのミツバチの巣箱管理は非常に重要です。ミツバチの健康と巣の状態を把握するため、内検が不可欠です。ここでは、安全かつ効率的に内検を行うための基本的なステップをご紹介します。

準備: 燻煙器を用意し、煙が十分に出ることを確認します。これによりミツバチがおとなしくなり、作業がしやすくなります。

燻煙: 巣箱を開ける前に燻煙器で軽く煙を巣門に吹きかけ、ミツバチに内検が始まることを知らせます。

フタの開け方: フタを静かに開け、巣枠を優しく取り出します。ここで急激な動作は避け、ミツバチが興奮しないよう注意します。

巣枠の確認: 一枚一枚の巣枠を慎重に確認し、女王バチの有無、王台の有無、蜜と花粉の蓄えなどをチェックします。

巣枠の戻し方: 確認後、巣枠を元の位置に静かに戻します。このときミツバチを潰さないよう注意深く行います。

フタの閉め方: 内検が終わったら、フタを再び静かに閉めます。ミツバチがフタの間に挟まらないように慎重に行います。

内検はミツバチに負担をかけないよう、迅速かつ慎重に行う必要があります。また、内検の頻度は季節や気候、群の状態に応じて調整することが望ましいです。

次回は「内検で見るべきポイント」について詳しくご紹介します。

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